聖衣〜KUROFUKU〜をまとえ、気合いを入れろ!! ルナマティーノ編

黒服系バンドの聖衣

1994年頃、ヴィジュアル系シーンは変革の時を迎える。黒夢を発端とした「脱・黒服現象」「フェミ男の変」がおこったのだ。MILK BOYやSUPER LOVERSあたりを着用するバンドマンが急増し、ヴィジュアル系カルチャーは原宿カルチャーと密接な関係を築いていく。さらに多様性を高めたヴィジュアル系から、様々なサブジャンルが派生。シーンの細分化が進む。そういった革命が起こる前は、ヴィジュアル系バンドマンの聖衣といえば"ゴルチエ"や本記事で紹介する"ルナマティーノ"だった。いわゆる"黒服系バンド"の時代である。


<Luna=月><Mattino=朝>

Luna Mattino(ルナマティーノ)は、株式会社ジュンのブランドであるJ&Rのメンズラインとして誕生。ブランド名は、チーフデザイナーである朝月真次郎自身の名前を、イタリア語にしたもの。90年代ディスコブームに人気を博したブランドで、ダンサーやホストにバンドマン、ヤンキッシュな"とっぽい"人たちから支持を得ていた。YOSHIKI、LUNA SEAをはじめたしたヴィジュアル系バンドマンはもちろんのこと、B'z、長渕剛、小室哲哉、TOKIOなどにも愛用されていて、海外ではマイケルジャクソン、プリンス、マドンナなどの大物ミュージシャンも顧客に持っていた。ルナマティーノというブランドが、当時のヴィジュアル系バンドマンに愛された理由として、ブランドがもつアイデンティティがバンドマンの不良性とリンクしたこと、黒服系バンドのデカダンな雰囲気と中世ヨーロッパ的なデザインがマッチした事などが挙げられる。しかし、時代はディスコブームからクラブカルチャーへ移行していき、ルナマティーノはその輝かしい歴史に幕を閉じたのであった。現在では、入手困難なブランドとなっているが、古着を販売しいるショップから入手する事は可能である。たまには流行なんて無視して、聖衣〜KUROFUKU〜をまとい、気合いを入れてみるのもいいのではないだろうか。

TEXT:管理人 

 2018年5月16日


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